歯科矯正とは
悪い歯並び(不正咬合)をほっておくと問題がいっぱい!!
口元のコンプレックスから、
笑顔に自信が持てなくなる
しっかりかみしめることができないから、
集中力、忍耐力もなくなりがち。(運動能力も低下)
うまくしゃべれなくて、
発音が悪くなる。
歯がでこぼこで歯の磨き残しができやすいので、
虫歯や歯周病になりやすい。
良くかめないから、
消化が悪くなり、肥満・胃腸障害になりやすい。
歯がかみ合ってないことから、
あごの関節が痛くなりやすい。(顎関節症)
かみ合わせが悪いと無理にかもうとして、あごや肩の筋肉に負担がかかるので、
肩こり・頭痛が起こりやすい。
だから、心も体も健康であるために「歯科矯正」があるのです。
歯並びがよくなると・・・
素敵な笑顔で好感度アップ
人前で自信を持って自分をアピールできる
集中力が増し、スポーツや勉強などの能力が向上する
発音がよくなって、きれいな言葉をしゃべれる
虫歯や歯周病も予防できる
良くかめるようになって、おいしくご飯が味わえる
外国でも認められて立派な国際人になれる
などいいことがいっぱいです。
我々矯正専門の歯科医院は、精密な検査をもとに綿密な治療計画を立て、見た目の美しさを完成させながら上下の歯の正しいかみ合わせを作っていく・・・という細部にわたっての治療を行っています。
美容・審美歯科と矯正歯科
最近雑誌やテレビでよく耳にする美容・審美歯科と矯正歯科の違いはなんでしょう?
歯の形や色を変えて整える=美容・審美歯科
自分の歯を生かして動かし位置を整える=矯正歯科
審美歯科というのは、歯を削ってセラミック系のかぶせものをして短期間で見た目をきれいにするというものです。
速く簡単に口元を見栄えよくできるということはありますが、
長い年月がたつとやり直しが必要になったり、歯ぐきの変色が起こったりなどのデメリットもあります。
一方、矯正歯科は、矯正装置をつけて健康な歯をうごかし、
ある程度年月をかけて正しいかみ合わせ・歯並びへと導いていくものです。
装置をつけるのは大変だったり時間がかかるということはありますが、
自分の健康な歯を極力生かし、あごや歯ぐきなどの口元のバランスを整えていくという特徴があります。
審美歯科の目標は、あくまでも「見た目の美しさ」で、かみ合わせなどの機能はあまり問わない場合があるのに対し、
矯正治療の目標は、「見た目の美しさ」と「正しいかみ合わせがもたらす健康」といえるでしょう。
あなたはどちらを選びますか?
矯正治療で、歯が動くしくみ
歯は矯正歯科治療で一ヶ月に約1ミリぐらい動く!
歯はどうして動くのでしょうか?
それは、歯の根っこを取り囲んでいる「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような組織があります。
移動させたい方向に歯に力をかけることによって、これから動く方の歯を支えている骨が溶けて吸収され歯が動きます。
動いた後のもと歯があった場所には新しく骨ができます。
ワイヤーなどで力を加えることで歯はゆっくりゆっくり骨の中を動いていくのです。
大人になると、あごの大きさや骨組みは変えることはできません。
しかし、このように歯が動く仕組みがあるため骨や歯ぐきの状態が正常でありさえすれば、
年齢に関係なく矯正治療が可能なのです。
子どもの頃から行う矯正治療
子供の頃は、まだ完全に体が出来上がっていないため「成長発育」を利用することができます。
歯とあごを正しい方向に導き、成長する過程で歯とあごを自然で理想的な形に調整しながら矯正治療を行うことができます。
「大人たちから、大切な子どもたちへ、一生を通じて、多くのプレゼントを与えれることができる」
子どもの患者さんに対しては、我々はいつもそんな思いで、治療に当たっています。
スポーツを極めようと思うと「歯並びの矯正が必要」って聞いたことがありますか?
これは一流のスポーツ選手の間ではよく聞く話です。
しっかり奥歯をかみしめることによって、より爆発的なパワーを持つためです。
スポーツだけではなくて、ちゃんと歯がかみ合うことで脳が刺激され知能の発育につながります。
いろいろな面で健康的な体を作るためにも、正しいかみ合わせを作るのはとても大切なことなのです。
また、海外では、子どものために矯正をするのが当たり前ということはご存じですか?
親たちは、子どもたちに「どれだけ多くのものが与えられるか」がわかっているからです。
アメリカでは、20歳過ぎても歯並びが悪いと”育ちの悪い人”なんていうイメージでみられることもあるそうです。
日本人にとってはショックなことですね。
しっかり奥歯でかむことによって、
勉強に対する集中力
スポーツなどに対する瞬発力やパワー
正しい姿勢や歯・胃腸などに対する健康
自分への自信と笑顔 など得るものはいっぱいです。
子どもたちの未来へ、投資してあげませんか?
大人から始める矯正治療
「成長発育」が終わっているので、今あるあごの形や大きさをベースにして治療します(場合によっては、抜歯など)。
ご本人の治したいという目的意識が強いので、結果的にスムーズな治療が行われやすいです。
歯並びやかみ合わせが悪くても、それが原因で死ぬことはないけど・・・。
歯がしっかり噛み合っているから、一生健康に生きていける。
美しい口元があるから、自信を持っていろいろなことに挑戦しながら楽しく人生を歩んでいける。
健康で美しい歯並びを手に入れることは、「人生の質を高める」上で大切なことです。
やっぱり「かけがえのない健康」や「自信が持てる笑顔」を持つことって素晴らしい!
これからの自分のために・・・思い立ったときにスタートです!!
矯正装置について
矯正治療では、様々な装置を使って歯やあごを動かしていきます。
ここではそんな装置を一部紹介します。
歯列拡大式装置
主に、第一期治療などで使用します。(永久歯の生えるスペースが足りない場合、あごを広げることで永久歯が生えやすいようにします。)
いろいろな種類があるので、それぞれの状態によって選択します。
マルチブラケット装置
いわゆる一般的な矯正治療の装置です。
最近のブラケットは、かなり進化して、金属の他に透明素材(セラミックやプラスチックなど)を使ったり、またワイヤーも細く目立ちにくいものなど、チラッと見ただけでは、ほとんどわからないような状態も可能になりました。
ただ、矯正治療が一般的に珍しくなくなってきた今、反対に色とりどりのカラーのゴムなんかを使って「ファッション的に楽しんじゃおう」なんて方もいらっしゃいますので、こればっかりは見せるのもよし、見せないのもよし・・・です。
保定装置
歯を動かす治療が終わった後、きれいな歯列を安定させるために使う装置です。(取り外し可)
マルチブラケット装置をはずした後は、まだまだ歯が動きやすいので油断せずにきちんと装置を使い、歯並びを安定させましょう。
いろいろな種類があるので、それぞれの状態によって選択します。
(マルチブラケット同様、見た目のより進化したものもございますので、ご相談ください。)
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いてるため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。